
建長寺◆伽藍
-総門-
創建年次未詳だが建治元年(1275)頃とみられる。
現在のものは昭和15年、京都般舟三昧院より移築された表門である。
-三門-
三門は空・無相・無作の三解脱門の略称で、一般には山門と書く。
創建年次は建長五年以降まもなくと思われるが未詳。現在のものは「狸和尚」の伝承を生んだ万拙碩誼和尚の努力により安永四年(1775)落成した。
室町期の禅宗様を踏襲した重層門は威風堂々たる「本山の顔」である。
その後、昭和29年大修理とともに茅葺を銅葺にして、平成8年二百二十年振りに大修復を行い建立当初の雄姿が蘇った。
-仏殿-
開創のさい、最初につくられた。当初の仏殿は左右に土地堂・祖師堂をしたがえ、殿内には開基時頼の梁碑銘がかかげられていた。
現在のものは正保四年(1647)、芝増上寺の霊屋を譲り受けたものである。
本尊地蔵菩薩安置する他、かつて土地堂にまつられていたであろう伽藍神・祖師像それに千体地蔵・伝心平地蔵などを安置している。
-法堂-
仏殿の後ろにあり、大法を説く堂、古代寺院では講堂に当たる。
現在は千手観音像を安置。
当初の法堂は建治元年(1275)の創建であるが、現存の法堂は文化十一年(1814)の上棟である。
平成14年、創建750年記念事業の一環として解体修理完成。
-方丈(龍王殿)-
宝冠釈迦如来像を安置する。
当初から池に面して建てられている。
現存の方丈は総門と同じく昭和15年、京都般舟三昧院より移築したものである。
-唐門-
唐門は屋根が唐破風になっている門のことで中国式という意味ではない。仏殿と同じく芝増上寺の霊屋の門を移築したとされる。
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