
東福寺◆伽藍・宝物
-禅堂(重要文化財)-
南北朝時代貞和3年(1347)建立、最古最大の道場。「選仏場」の扁額は無準禅師筆。
-六波羅門(重要文化財)-
平家六波羅第の遺構を移築。
-月下門(重要文化財)-
月華門とも。鎌倉時代。文永5年(1268)一条実経が常楽庵を建てた時、亀山法王に下賜されたといい、今は普門院の総門となっている。
-偃月橋(重要文化財)-
桃山時代、慶長8年(1603)建築の木造廊橋で貴重。切妻造桟瓦葺。廊桁行11間、梁間1間。
-仁王門(重要文化財)-
八脚門で南北朝時代明徳2年(1391)建築。万寿寺の元の正門。
-唐門-
唐門は屋根が唐破風になっている門のことで中国式という意味ではない。仏殿と同じく芝増上寺の霊屋の門を移築したとされる。
-三門(国宝)-
室町時代初期の建立といわれ、日本最古の三門で国宝に指定されている。足利義持の「◇雲閣」の扁額を掲げ、楼上に宝冠釈迦如来・月蓋菩薩・善財童子・十六羅漢像を安置し、天井には画聖兆殿司、寒殿司による雲竜・飛天・迦陵頻伽等の彩画がなされている。
※◇は、玄へんに少。「妙」と同じ。
-開山堂(府指定文化財)-
聖一国師入定の地。塔所。九条道家が国師の為に普門寺を建て更に一条実経が常楽庵を贈った。上層伝衣閣に三国伝来の布袋和尚像を安置し伏見人形の源となっている。
-東司(重要文化財)-
室町時代初期の建物。切妻造で百雪隠ともいう。
-浴室(重要文化財)-
室町時代の建築で内部は蒸風呂形式である。
-鐘楼(重要文化財)-
〈万寿寺鐘楼〉室町中期以前の建築。3間2間・袴腰付鐘楼門。
-経蔵(府指定文化財) -
宋僧道潜筆の「輪転蔵」の扁額を掲げ、宋版一切経を所蔵。前に善慧大士及普成・普賢を安置す。
-愛染堂(重要文化財)-
丹塗りの八角円堂。南北朝時代の建築。昭和12年万寿寺より移築された。
-方丈・庫裡(府指定文化財)-
安国寺恵瓊によって建てられた元の方丈は、明治14年に焼失し、現在のは明治23年再建。唐門は同42年に造営、庫裡は翌年に再建された。唐門と庫裡は昭憲皇太后の恩賜建築である。
-方丈庭園-
方丈を中心に東西南北の四庭からなり釈迦成道の八相に因んで「八相庭」と称する。昭和造園の権威重森三玲氏の作庭南庭は禅院式枯山水、東部に北斗七星、西に大市松模様、北に小市松模様を表し、鎌倉期の手法を用いている。
-本堂(仏殿兼法堂)-
昭和9年4月17日に落慶した重層入母屋造りの大建築で天井の竜は堂本印象画伯の筆。用材は台湾阿里山檜、柱に日蓮宗門徒の寄進したものがあるが、これは聖一国師の恩に報いて日蓮上人が寄進した前例に従ったもの。
-十三重石塔(重要文化財)-
南北朝時代の典型的な石造十三重塔である。九条道家が当寺創立祈願の為造立したもの。
-通天橋-
普明国師(春屋妙葩)の扁額を掲げ開山堂への歩廊として架設されているが、昭和34年8月崩壊、36年11月改架された。両辺は楓樹が多く、通天の三葉楓は聖一国師が宋国から将来したといわれている。渓谷は洗玉澗という。
-龍吟庵方丈(国宝)-
室町時代。単層・入母屋・柿葺で現存最古の方丈建築とされている。正面中央は両開き双折桟唐戸、左右柱間は蔀戸(外側)・明障子(内側)とし、足利義満筆の「龍吟庵」の額を掲げる。内部は棹縁天井・両開き板唐戸・遣戸等、書院造に寝殿造風の名残を多分に加える。又背後の開山堂正面入口上に義満筆の「霊光」及び「勅諡大明国師」の2面の扁額を掲げ、堂内に大明国師像(重文・鎌倉)を安置している。表門・庫裡は重要文化財。
-その他-
東福寺重宝中、国宝重要文化財に指定されているものは、建築の他に仏像23、絵画108、文書・典籍類260点がある。
・東福寺へ戻る
・各派のご本山一覧へ戻る
・トップへ戻る
Copyright(C)Joint Council for Rinzai and Obaku Zen. All rights reserved.