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方広寺◆伽藍

-七尊菩薩堂(重要文化財)-
 富士浅間大菩薩、春日大明神、伊勢大神宮、稲荷大明神、八幡大菩薩、梅宮大明神、北野天満大自在天神の七神を合祀する鎮守堂で、応永8年(1401)に建立された。
 間口3尺、奥行き5尺の大きさで、鎌倉時代の柿葺流造(こけらぶきながれづくり)の建築様式を伝える。
-奥山半僧坊大権現-
 開山無文元選禅師が中国から帰る途上、台風に遭遇して船が難破する危険が生じたとき、一異人が船に姿を現して、「開山禅師が正法を日本に伝え広めるために、必ず無事に日本にお送りします」といって、船頭を導き水夫を励まして日本に帰国させたといわれる。
 また無文元選禅師が奥山六郎次郎朝藤に招かれて方広寺に到着したとき、再び現れて、禅師の弟子となることを願い出て許され、禅師の身辺に仕えて、修行したといわれる。
 その姿が僧のようであって、完全な僧の姿をしておらなかったので、禅師から「半(なか)ば僧にあって僧にあらず」といわれ、「半僧坊」と名付けられたといわれる。
 禅師が遷化された後は、「方広寺を護持し、民に利益を与えよう」と言って、姿を隠したと伝えられる。
 以来、利益を求める善男善女の信仰をいただいて今日に至る。
 毎年10月17日前の日曜日に大祭が執り行われる。
-五百羅漢-
 拙巌和尚が大蔵経のなかから「大羅漢が現在して仏法を護持する」という記述を見つけ、また開山無文元選禅師が中国天台山において石橋にお茶を献じられたとき、羅漢が身を現したという故事にちなんで、五百体の羅漢像を造って安置することを発願して、宝暦年中に始まり、明和7年(1770)完成した。
 方広寺境内に広く安置され、谷に掛けられた石橋の上に安置された羅漢像は方広寺第―の景観をなしている。


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