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天龍寺◆伽藍・宝物

-勅使門-
 江戸期の火災を免れた寛永年間(1624〜1644)のものとされ、天龍寺では最古の建築物。細部によく桃山様式を伝える
-法堂-
 江戸時代の火災で焼失した法堂の代わりに、明治時代に旧坐禅堂(選仏場)を移築したもの。江戸時代中期頃の建築と見られる。正面須弥檀中央には、釈迦・文殊・普賢の釈迦三尊像が祀られる。
-方丈-
 法堂の奥に大方丈、その西側に小方丈(書院)が連なる。大方丈は明治三十二年、小方丈は大正十三年の建築。
-嵯峨天皇陵・亀山天皇陵-
 庫裡の北側に南面して並ぶ。それぞれに唐門があり、その奥に法華堂が建てられ、両天皇が祀られている。
-多宝殿-
 昭和九年に再建された後醍醐天皇を祀る建物。小方丈から長い廊下でつながる。鎌倉時代の様式を取り入れ、当時を偲ばせる。
-曹源池(特別史蹟名勝)-
 開山夢窓疎石の作庭になる廻遊式庭園。池の前庭には州浜形の汀や島を配し、嵐山や亀山を借景として取り入れている。白砂と緑が鮮やかである。
-釈迦如来像(重要文化財)-
 大方丈に安置される非常に穏やかなお顔をされた釈迦如来像である。浅く整えられた衣文や均整の取れたお姿から、平安時代後期の典型的な作風が見て取れる。制作は天龍寺の創建よりはるかに古く、今では台座・光背も失われ、当初からの伝来は不明。檜材の寄木造、彫眼、漆箔(しっぱく)仕上げとするが、現状は剥落し古色を呈している。
-夢窓国師画像(重要文化財)-
 塔頭妙智院所蔵の開山夢窓疎石の頂相。無等周位筆。疎石自信の賛が入っている。貞和五年(1349)頃に天龍寺第二世無極志玄に与えられたものと言われる。上半身像で、顔の表情がこまやかに描かれている。
-夢窓国師像-
 疎石の塑像。彫刻として現存している疎石の像は、この像を含めて五体のみである。細かい表情や彩色など、生前の姿を彷彿とさせる像である。この像は臨川寺開山堂に祀られている。
-足利尊氏像-
 開基足利尊氏の束帯姿を写した木彫坐像。彩色は剥落しているが、袖が左右に大きく広がった表情豊かな像である。
-観世音菩薩図(重要文化財)-
 中国唐時代の画家呉道子の作と伝わる観音図。現在では、色違いなどから南宋時代に唐画の手法を使って描かれたものとされている。
-雲門大師図・清涼法眼禅師図(重要文化財)-
 禅宗五派のうちの二派である雲門宗と法眼宗の祖師を描いたもの。南宋中期の画家馬遠の筆と伝わる。
-その他-
 天龍寺境内は1994年12月にユネスコから世界文化遺産に指定されている。
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