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金剛般若波羅蜜経
(金剛経)
(こんごうはんにゃはらみきょう)

 般若経典の一つで、『般若心経』についで広く流布しているものです。多くの訳がありますが、一般に用いられているのは、後秦の鳩摩羅什の訳したものです。内容は、仏陀とその十大弟子の一人、須菩提の対話形式で般若思想の要点を簡潔に説いたもので、空の思想を基本としています。この『金剛経』にまつわる話として、中国禅宗の六祖、慧能大師(638〜713)の因縁があげられます。慧能大師が出家する前、市中で薪を売っていたところ、一人の人が『金剛経』を読んでいるのを聞き、心がたちまちカラリと開け(開悟)、禅宗五祖の弘忍大師の門を叩くきっかけになりました。禅宗では特に重んじられる経典で、午課で一日半分ずつ読みます。


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