ご報告
日中の禅僧が坐禅や作務など、修行体験を通して相互理解を深める、日中禅僧交換交流が6月20日より29日まで国内で実施された。
本交流は、平成10年より日中韓国際仏教交流協会(事務局:清水寺)が窓口となり、当協会が実施しているもので、第6回となる今回は、中国仏教協会から派遣された北京市霊光寺の演道法師を団長とする4名の修行僧が、名古屋にある臨済宗妙心寺派の徳源寺専門道場(嶺興嶽師家)で5日間の修行生活を体験した。
本交流は、平成10年より日中韓国際仏教交流協会(事務局:清水寺)が窓口となり、当協会が実施しているもので、第6回となる今回は、中国仏教協会から派遣された北京市霊光寺の演道法師を団長とする4名の修行僧が、名古屋にある臨済宗妙心寺派の徳源寺専門道場(嶺興嶽師家)で5日間の修行生活を体験した。
27日に花園大学で行なわれた報告会では、4名の徳源寺での修行体験が報告され、その中で道明法師(北京・広済寺)は、「日本の僧堂は規律正しく互いに協力しあって営まれ、威儀も静・動を明確にして節度があり、また修行僧の養成も伝統に基づいて行なわれている」と述べ、中国の僧堂と比べると、教義に大差はないが、威儀については、中国仏教が日本に伝えられ、今日に至るまでの間、仏法を受ける風土により若干の変容を感じられるとの感想を述べた。この後、質疑応答が行なわれ、最後に演道法師は、「日本側関係者の心温かい接待を受け、日本国民の善良さ、堅実さ、真摯な心に感銘した。今後も中日両国が互いに協力し、友好関係を末永く続けることを望む」と感謝のことばを述べた。
また、一行は、延暦寺をはじめ相国寺・天龍寺・東福寺・清水寺などの各本山および妙心寺派霊雲院などを表敬訪問し、日中両国の仏教交流につとめ、29日に帰国した。
また、一行は、延暦寺をはじめ相国寺・天龍寺・東福寺・清水寺などの各本山および妙心寺派霊雲院などを表敬訪問し、日中両国の仏教交流につとめ、29日に帰国した。
日程
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参加僧名簿
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