ご報告
日中の禅僧が坐禅や作務など、禅堂での修行体験を通して相互理解を深める、第12回日中禅僧交換交流が9月20日より28日まで国内で実施された。 中国仏教協会から派遣された純聞法師(江西省真如寺住職)を団長とする5名の僧侶は、臨済宗円覚寺専門道場(神奈川県鎌倉市・横田南嶺管長)で5日間の禅堂生活を体験した。 9月25日に円覚寺派宗務本所で行なわれた報告会では、5名を代表して純聞法師が修行体験を報告し、真如寺と円覚寺の禅林としての体制や役職、修行日程や内容の違いなどを指摘した。妙安法師(同省浄居寺住職)からは、円覚寺の現行の管理体制の確立や、公案の使用方法や分類についての質問が出され、これに対して横田管長が回答した。休憩を挟み円覚僧堂の蓮沼直應禅士から受け入れ側の感想が述べられ、続いての質疑応答では、中国側より経行や食事作法、修行僧への指導方法についての質問が寄せられ、それぞれについて横田師家が回答を行なった。 一行は、26日より相国寺・天龍寺・清水寺などを表敬訪問し、日中両国の仏教交流につとめ、28日に帰国した。 |
日程
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参加僧名簿
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