行事活動報告

特別展について(2013.07.10)

インドで生まれ、中国で育ち、日本で花開いた仏教。中でも「禅」は日本の文化・歴史に多大なる影響を与えてきました。
ここに日本禅を代表する臨済宗、黄檗宗各派が宗祖として仰ぐ、臨済義玄禅師、白隠慧鶴禅師の遠諱に臨み、21世紀の私たちの暮らしの脚下を今一度見つめ直し、受け継ぐべきものとしての「仏教の教え」、「禅の生き方」を探る展覧会を開催します。
教外別伝、不立文字を唱える禅宗が伝承してきた法の趣を、中国からの伝来品、日本禅草創期の文物、また、大名の帰依から民衆への布教までを、禅の真骨頂ともいうべき文物の展覧を通してごらん頂きます。
また展覧期間中には、禅体験の場も設営し、坐禅、法話、茶道、華道など日本文化の再発見も行ないます。下記2会場とも、会期は6週間程度を予定し、日本経済新聞社と共催で実施します。
平成28年春 京都国立博物館
平成28年秋 東京国立博物館