遠諱のスローガンである『禅　今を生きる』をテーマに、臨済宗黄檗宗とはどんな特色がある宗派なのかを、歴史と教えを通して紹介するビデオを制作中です。
平成27年3月に完成し、WEB上をはじめ、広く公開予定です。

主な内容は以下の通りです。

（１）日本の禅寺で行なわれている坐禅会と、参加者へのインタビュー

（２）達磨大師から慧能禅師へ、そして臨済禅師（中国取材）
◇少林寺伽藍・達磨大師像・梁の武帝との相見の禅画・面壁九年の禅図・慧可断臂の禅画などを通して中国禅の誕生を描く。
◇三祖～五祖の法脈。五祖寺(真慧寺)伽藍・慧能禅師像。
◇黄檗山跡地・墓所・黄檗像・臨済像・臨済寺伽藍・臨済像・現在の修行風景

（３）日本伝来
◇臨黄１５本山の開山に連なる法脈を図で示し、１５本山を紹介。

（４）禅文化
◇世界遺産に登録されている庭園や国宝に指定されている水墨画、わび･さびの心を育んだ茶道などを通して、日本文化に占める禅の影響力を紹介。

■白隠による禅の再興
◇臨済宗中興の祖、白隠慧鶴禅師の生涯とその教えを紹介する。
■現代の僧堂
◇現代の日本の僧堂における修行を通して、日本の臨済宗の特徴を紹介する。

■社会活動
◇坐禅の国際化をはじめ、いのちの電話、災害ボランティアなどの活動をする僧侶の姿を通して、現代社会で臨済禅が果たす役割を考える。