臨済宗南禅寺派、虎渓山永保寺(虎渓僧堂)において、4月5日に報恩坐禅会を開催させていただきました。参加者は21名。受付から日程の説明は、虎渓僧堂の雲水が手分けしてご案内させていただきました。参加者の方々には、坐禅経験がおありの方が多いように見受けられました。
こちら虎渓山永保寺では、平素より坐禅会を開催している為、雲水さんの説明もわかりやすいと参加者の方からお言葉頂戴致しました。
天候は生憎の雨でしたが、そのため観光客が少なく、禅堂に隣接した土岐川の流れや雨音など、自然の音と静寂の中で取り組んで頂けて、かえって良い時間になったのではないでしょうか。
斎座のうどん
提唱は『臨済録』上堂「一無位の真人」。萬仭軒老大師は、判り易い言葉を使って説明をなされました。皆さまそれぞれに、ご自身の事に照らし合わせて色々とお考えになられ、自己をかえりみる機会となられたのではないでしょうか。
通常公開はしていない国宝の観音堂と開山堂の参拝もしていただきました。諷経の後、雲水さんが丁寧な説明をなされ、参加者の皆さまには良い記念となったのではないでしょうか。
貴重なお時間をこの報恩坐禅会に割いていただき、有難く感謝すると共に、この日の事が皆さまの何らかの糧となる事を祈ります。
ありがとうございました。