臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念行事の一環として、総勢24名の”天龍寺派訪中団”を結成。
北京から河北省石家荘の臨済寺拝塔へ3泊4日で趣きました訪中記録を掲載させていただきます。
参加者 | 名前 | 役職その他 |
団長 | 佐々木 容道老大師 | 天龍寺管長・僧堂師家 |
団員 | 平住 恵光 | 精耕会:東福寺派善慧院住職 |
赤松 弘典 | 撥雲会:妙心寺派成道寺住職 | |
尾崎 省悟 | 撥雲会:天龍寺派慶徳院副住職 | |
外岡 宗心 | 撥雲会:建長寺派青龍寺副住職 | |
阪上 英宗 | 僧堂 | |
細川 靖尚 | 僧堂 | |
一常 宗国 | 僧堂 | |
木村 康一 | 僧堂 | |
堀 義峰 | 僧堂 | |
後藤 直史 | ご用達会:後藤利法衣店 | |
山本 容久 | ご用達会:花芳 | |
加藤 就一 | ご用達会:プラッツ | |
佐藤 嘉則 | ご用達会:石寅 | |
松尾 健 | ご用達会:アクトみやこ | |
曽根 珠江 | ご用達会:曽根造園 | |
山田 俊行 | ご用達会:芳村石材店 | |
山田 伸子 | ご用達会:芳村石材店 | |
藤本 正 | ご用達会:藤本畳店 | |
事務局長 | 小川 | 天龍寺派法務部長 |
島見 | 天龍寺派教学部長 | |
平田 | 天龍寺派庶務部長 | |
通訳 | 李 建華 | 禅文化研究所客員研究員 |
添乗 | 酒井 健次 | JTB |
第一日目 3月2日(月) | |
6:00 | 天龍寺派訪中団19名、関空へバスで出向す。 赤松弘典師、外岡宗心師、尾崎省悟師、酒井健次氏とは関空で合流する。 |
8:00 | 関空に到着。23名が合流。 春節の為、中国へ帰る人が多く出国に手間取り、すべて終了したのが9時10分であった。 空港で参加者の皆さんに天龍寺の輪袈裟を配布する。臨済寺・柏林寺・廣済寺に拝塔する時に、皆さんにつけていただく。 |
10:00 | 関空発(ANA) |
11:20 | 北京空港着(北京時間:時差は1時間)。 入国も多くの人で混雑し、時間がかかる。 北京空港で李建華氏が出迎えてくれる。4日間共に行動をしてくれるとの事で大いに助かる。 これで天龍寺派訪中団総勢24名となる。 |
13:00 | 北京空港から北京西駅に。 |
15:30 | 北京西駅に到着。新幹線にて石家荘駅に。 |
17:43 | 石家荘駅に到着。薬石(四川料理)後、ヒルトン石家荘にて宿泊。 |
第二日目 3月3日(火) | |
8:00 | ヒルトン石家荘を出発。 |
9:00 | 風が強く寒い日であった。臨済寺に到着後、臨済塔を拝塔。管長導師(紫衣・袈裟)大悲呪一巻、回向大雄寳殿にて、大悲呪一巻、回向。 その後、貴賓室にて接待を受ける。しかし、全人代のため、住職は不在で副住職が対応。 |
10:00 | 立派な伽藍を誇る趙州柏林寺へ。 |
11:00 | 趙州塔を拝塔。管長導師(茶衣・絡子)大悲呪一巻、回向。 その後、貴賓室にて接待を受ける。但し、住職であり河北省仏教会の会長でもある明海師はやはり全人代に出席のため、副住職が応対してくれる。 管長、紫衣に着替え、袈裟をつけて萬佛楼にて、大悲呪一巻、回向。その後、食堂にて斎座(精進の火鍋)を一緒にいただく。全員、作務衣。 |
13:30 | 柏林寺を出立。趙州橋に向かう。 |
14:30 |
趙州橋を出立し、バスで北京に向かう。 |
19:00 | 北京に到着。薬石(北京ダック)にて自己紹介をしていただく。管長様も大役を 無事務められ、ほっとした様子で薬石を楽しまれた。 |
21:00 | シャングリラ中国大飯店にて投宿。 |
風が強いせいか、PM2.5は全く感じられず、石家荘では珍しいと言われる青空だった。ただ、風のため非常に寒く、斎座の火鍋は体が温まって、皆さんお喜びであった。 |
第三日目 3月4日(水) | |
8:00 | シャングリラ中国大飯店を出発。 |
9:00 | 世界遺産天壇公園に到着後、見学。 |
10:00 | 世界遺産故宮に到着後、見学。 |
12:00 | 万里の長城に向けて出発。 |
15:00 | 万里の長城に到着。全員登る。 |
16:00 | 万里の長城を出発。 |
18:00 | 薬石(火鍋) |
19:30 | 北京雑技団を見学 |
本日も快晴。PM2.5は微塵も感じられないぐらいの青空。氷点下10度くらいになるといわれていたが、実際はそれほどでもない。 全人代が明日開かれるので、北京は他の省(他府県)から車やバスが入れない状況で、渋滞もいつも程ではないらしいが、いたるところで交通規制を行なっているため、薬石会場から北京雑技団の会場まで20分かかって開演に間に合わなかったが、皆さん、すごい雑技を見て大満足であった。 天壇公園も故宮も万里の長城も大きくて大変。北京の人はよく歩くと言われているが、本当に一日よく歩いた。天壇公園では、朝から多くのお年寄りが集まって、太極拳・バドミントン・舞踏・トランプ・将棋などをしていたのには驚いた。また故宮は入口から出口まで1kmあり、多くの観光客が来ていた。 |
第四日目 3月5日(木) | |
8:30 | 中国飯店を出発 |
9:30 | 北京の廣済寺(中国仏教協会)を表敬訪問し、般若心経をあげる。 住職は全人代のため不在であるが歓迎を受ける。本日は2月19日の春節から15日目で春節の最終日のため、境内は多くの参拝者で大賑わいであった。全員で記念撮影。 中国仏教協会の張琳副秘書長と李賀敏国際部副主任が対応してくれる。 |
11:00 | 北京空港に向けて出発。 |
12:00 | 北京空港に到着。 |
14:00 | 北京空港出発。 |
17:00 | 関西国際空港に到着。栂総長が出迎える。妙心寺派の成道寺赤松弘典師は和歌山なので関空で別れる。 |
18:50 | 関西空港をバスで出発。栂総長が暖かいお茶と柿の葉鮨をバスの中で差し入れて下さり皆さん大喜びであった。 |
20:30 | 天龍寺派訪中団21名、無事に天龍寺に帰山する。全員大満足で大成功の訪中の旅であったように思われる。 |