平成27年5月18日(月)、大分市金池の萬寿寺専門道場において、全国各地から82名の参加者が集い、霖雨のなか、臨済禅師・白隠禅師報恩座禅会が開催されました。
午前9時より受付が始まり、本堂での開会式では、専門道場師家佐々木道一老大師が導師となり、般若心経・白隠禅師坐禅和讃を唱和して、萬寿寺の本尊・開山禅師と臨済・白隠両禅師に回向がなされました。
老大師の親切丁寧なご垂訓ののち、僧堂補佐員の碧雲寺和尚から日程説明と諸注意があり、10時から抽解を入れつつ1炷20分間の坐禅。坐が組めない人のための椅子も用意されており、それぞれがゆったり坐禅することができたようです。
11時30分からの昼食(斎座)では饂飩供養があり、特製のおむすびとともに全員完食。この後の小憩の時間を利用して山内の拝観がなされた。
13時から老大師の法話では、「坐禅についてのよもやま話」ということで、白隠禅師坐禅和讃を中心に坐禅の効用が述べられました。
14時より再び坐禅。巡回している雲水さんから、合掌して警策をうける方も多数あり、15時30分、引き締まった雰囲気のもと終了。
書院に移動して、アンケート・感想文を書き、参加記念品である老大師直筆の色紙・湯飲み茶わん・塗箸などが渡され、分散茶礼。
16時には解散となり、参加者は応分の所得を得て、雨上りの萬寿寺を颯爽と下山してゆかれました。