全国から２３０名の雲水が集まった報恩大接心が終わった平成２８年３月９～１０日に、臨済禅師１１５０年白隠禅師２５０年の遠諱大法会が、大本山東福寺において勤修されました。

３月９日午後に宿忌法要、翌３月１０日午前に半斎法要が営まれ、両日ともに、臨済宗黄檗宗全１５本山の各山から管長猊下、各派専門道場師家の大方尊宿をはじめ、各派宗務総長以下ご重役の方々、関係寺院の尊宿がご参列になり、盛大かつ厳粛に勤められました。

南禅寺派管長・中村文峰老大師導師のもと、３月１０日に勤修されました半斎のご報告を、お写真にてお伝えさせていただきます。

半斎には僧侶約２６０名、在家関係者約５０名が参列されました。
その人数に対応する為、午前９時より受付を開始。場所は、宿忌とは違う場所に特別に設けられました。

法要がはじまるまでの間に、到着茶礼です。僧侶、在家に分かれてお待ちいただき、荷担（手伝い）の僧侶方よりお茶とお菓子が配られました。

午前１１時前より、まずは来賓、在家の参列者が入堂。
１１時より法鼓が鳴り響き、尊宿、大方、師家、管長がそれぞれご出頭です（下写真）。

最後に両班に続いて導師のご出頭。半斎の導師は、南禅寺派管長・中村文峰老大師にお勤めいただきました。

半斎では、最も丁寧な十八拝式が執り行われました。

展具や焼香をされている上段には、宗祖臨済義玄禅師と中興白隠慧鶴禅師の木像が安置されています。

香南軒老師の拈香は以下のとおりでした。

香語のあと、『楞厳呪』行道です。読経しながら堂内を巡回します。その間、一般の来賓には焼香をしていただきました。

読経につづいて、維那が遠諱回向。

正午になり、最後に臨黄合議所理事長、南禅寺派宗務総長・蓮沼良直師より御挨拶がありました。

その後、出頭の僧侶は、順次焼香をして退堂されました。

１２時半より法要後のお斎をいただき、その後解散となりました。これをもって、無事円成となりました。