記念企画のおしらせ(2016.04.16開催)

一覧に戻る


160416poster.jpg平成28年(2016年)4月16日(土)に、六本木ヒルズ ヒルズカフェにて、記念企画を開催致します。
*詳細チラシは、こちら(PDF)からご覧ください。



本年(平成28 年)は、臨済宗・黄檗宗の宗祖である臨済禅師の1150 年忌、そして来年平成29年は、臨済禅中興の祖・白隠禅師の250年忌にあたります。
 
50年ごとに行われる大法要を「遠諱」といいます。人々への幅広い禅の普及につとめられたこの二人の祖師が、もしもこの現代に生きておられたら、いったいどのように禅をつたえるであろうか。
そんな考えのもと『禅 いまを生きる』をテーマとして、遠諱実行委員会では大法要をはじめ、今春の京都国立博物館、今秋の東京国立博物館での展覧会、10月29日、30日の鎌倉での大坐禅会など、さまざまな記念事業を行います。
 
その一環として、平成26年にはよみうりホールで講演会、平成27年には六本木アカデミーヒルズにて講演会、鼎談、法話、写経、坐禅、禅僧との対話など、複数のイベントを同時に開催し、多数の方々に参加いただきました。

そして今回、六本木ヒルズ2 階に位置する「ヒルズカフェ」にて、スペシャル・リレートークを開催することとなりました。
一般のかたへ、私たちの暮らしに活かす禅の教えを知っていただくことを目的とした連続トーク講座です。

 
※ 各講座は、それぞれ事前のチケット購入が必要です。


◆第1部 「禅のこころ、茶のこころ」~禅と茶 その本質に迫る~◆
 時間*10:30 ~12:00(10:00より受付開始)
講師:横田南嶺老師(円覚寺派管長)、千宗屋氏(武者小路千家 家元後嗣)
モデレーター:森 昌寛師(松泉寺 副住職)

 
茶の湯をはじめとして、伝統文化といわれるものの多くのルーツは室町時代に遡ります。そして、その開花に物心両面で大きく関わったのが臨済禅です。禅が茶の湯および日本文化に与えた影響とその背景、そして長い歴史を経るなか、いったい何が今日まで人々を惹き付け、何に魅せられ今なお人々が集うのか。さらには、これからどうあるべきなのか? 茶道界より、日本美術や現代美術にも造形の深い、次代の担い手である武者小路千家家元後嗣・千宗屋氏をお迎えして、円覚寺派管長横田南嶺老師との対談でその核心に迫ります。
       


◆第2部 『「足もとを見よ」の国際性』◆
時間*13:00 ~14:30(12:30より受付開始)
講師:ブライアン・バークガフニ氏(グラバー園名誉園長、臨済宗入門得度)、
鶴田真由氏(女優)  モデレーター:細川晋輔師(龍雲寺住職)


禅寺の玄関でよく見かける「看脚下」「照顧脚下」と書かれた文字。
「足もとに気をつけよ」というこの言葉には「禅ってなにか?」を解き明かすのに、大きなヒントが含まれています。カナダ生まれでありながら仏教に帰依し、「来庵」の僧名を受け日本の専門的な道場で禅を9年間修行されたブライアン・バークガフニ氏。現在は長崎のグラバー園名誉園長である氏が、日本の禅道場で見つけた「自分の足もと」とは何か。アフリカ開発会議の親善大使を務められ、仏教都市鎌倉市の観光大使でもあられる女優・鶴田真由氏が迫ります。


◆第3部 「活きた禅あります!」◆
時間*15:30 ~17:00(15:00より受付開始)
講師:熊野宏昭氏(早稲田大学人間科学学術院教授)、
松山大耕師(退蔵院副住職)、川野泰周師(林香寺住職、精神科医)
モデレーター:永井宗直師(満願寺住職)


とかく難解で、一般人の生活とはかけ離れたイメージがある禅ですが、悩める現代人の心によりそった「活きた禅」をお伝えするためのトークセッションです。マインドフルネス(気づき)瞑想法を用い心身両面での治療を実践する熊野氏、世界に向けて禅を発信する松山師、禅僧そして精神科医として活動する川野師。魅力あふれる新進気鋭のゲストのみなさまに、現在取り組んでおられる活動、禅は平和社会の実現に貢献できるのかなど、「禅の可能性」について熱く語っていただきます。



■お申し込み方法
申し込み受付け開始:平成28年3月22日(火)
こちらのサイトよりお申し込みください。
(「東京禅センター 講座申し込み」で検索)

電話の場合:東京禅センター TEL 03-5779-3800(月~ 金 9:00 ~17:0 0 )
定員に達し次第、締め切らせていただきます。参加費は当日、受付にてお支払いください。



問い合わせ先:臨済禅師1150 年・白隠禅師250 年遠諱大法会事務局
〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8 -1 花園大学 禅文化研究所内
 TEL:075-811-5256  FAX:075-811-1432  e-mail:こちらまで