
脩竹は長い竹のこと。その竹がむらがって生えている。竹林は暑さを受けつけない。直訳をするとそうなります。
竹の林はよく茂って。自ら日陰を作って涼しい。一本だけでは、あまり涼しくありませんが、何本も茂っている竹林になると、陽ざしがそれぞれの竹に遮られ日陰が作られて、たいへん涼しい。
そのように、精神的に清涼な人、さわやかな気持ちを持っている人のところには、むさ苦しい事柄は自ずから寄りつかない。長い竹林が自ら日陰を作って涼しいように、人間も自ら清涼の気を持っていると、
むさ苦しい、暑苦しい事柄は寄りつかないというものでしょう。