禅語

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禅語とは

禅語とは、禅的な真理を簡潔に表現した語句を言います。比較的短いものが多く、「禅に関する名文句」と言っても良いでしょう。「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」や「平常心是道(びょうじょうしんこれどう)」など、よく知られている禅語の多くは、禅の古典や高僧の言葉から取られています。また、仏教以外の漢籍や、詩人たちの作品の一部が、新たに禅的な意味を担わされ、禅語として扱われることもあります。例えば「悠然として南山を見る」は、陶淵明の有名な詩の一節です。
さらには、日本の和歌や民謡、ことわざなどの一節も、禅語に準じて使用されることさえあるのです。「禅林世語」と呼ばれるものの多くは、こうした世俗の言葉から取られています。禅の眼を通して見れば、真理を表現した言葉は至る所にあるのかも知れません。

  • 春色無高下 花枝自短長 『普灯録』巻十一 (しゅんしょくこうげなく かしおのずからたんちょう)

    2025.03.15

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  • 不是一番寒徹骨 争得梅花撲鼻香 『中峰広録』巻五上 (これいちばんかんほねにてっせずんば いかでかばいかのはなをうってかんばしきをえん)

    2025.03.01

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  • 尋常一様窓前月 纔有梅花便不同 『千家詩』杜小山「寒夜」 (よのつねいちようそうぜんのつき わずかにばいかあればすなわちおなじからず)

    2025.02.15

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  • 風定花猶落 鳥鳴山更幽 『詩人玉屑』巻三「句法」 (かぜしずまってはななおおち とりないてやまさらにゆうなり)

    2025.02.01

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  • 野火焼不尽 春風吹又生 白居易「賦得古原草送別」/『虚堂録』巻一 (やかやけどもつきず しゅんぷうふいてまたしょうず)

    2025.01.15

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  • 寒夜無風竹有声 耳聞不似心聞好 『江湖風月集』巻上 (かんやかぜなくたけにこえあり にもんはしかずにしんもんのよきに)

    2025.01.01

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  • 一期一会 『茶湯一会集』 (いちごいちえ)

    2024.12.15

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  • 心如水中月 『禅林句集』 (こころはすいちゅうのつきのごとし)

    2024.12.01

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  • 花発無根樹 魚跳万仞峰 『五灯会元』巻十五 (はなはひらくむこんのじゅ うおはおどるばんじゅのみね)

    2024.11.15

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  • 白浪起青岑 (『禅林類聚』巻二「仏祖」) (はくろうせいしんにおこる)

    2024.11.01

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